ソニー、105メガピクセル・毎秒113フレームの新型イメージセンサー「IMX927」を発表

ソニーは、約105メガピクセルという高解像度でありながら、毎秒113フレームでの撮影を可能とする新型イメージセンサー「IMX927」の提供を開始しました。

ソニー、105メガピクセル・毎秒113フレームの新型イメージセンサー「IMX927」を発表
著者:SONY。出典:sony.com

このIMX927センサーは、主に機械視覚や産業用画像処理分野での利用を想定していますが、一般的なビデオカメラへの搭載にも適しています。

センサーは正方形の形状をしており、解像度は10,272×10,272ピクセルです。その最大の特長は、105メガピクセルという高精細さと、毎秒113フレームという高速読み出し性能にあります。産業用途を主な対象としていますが、その性能からプロフェッショナル向けビデオカメラでの活用も期待されます。

技術的な主な特徴の一つは、グローバルシャッターの採用です。一般的なローリングシャッター方式が画素を一行ずつ順次読み出すのに対し、この新型センサーは画像全体を一瞬で同時に捕捉します。この方式により、被写体の高速移動時に生じる歪みなどの現象を完全に排除することができます。

さらに画期的な点は、HDR機能が内蔵されていることです。これにより、輝度差の大きい場景でも、複数枚の画像を合成する必要なく、一度の撮影で広いダイナミックレンジを記録できます。この技術は、結果として実際のフレームレートの向上にも寄与します。

ソニーは今回、IMX927に加え、同じプラットフォームを共有する複数のモデルも発表しました。これには、105メガピクセルで毎秒56フレームのIMX937、よりコンパクトなサイズで64メガピクセル・毎秒138フレームのIMX298、そして51メガピクセル・毎秒225フレームを実現するIMX929が含まれています。