サムスン、世界初の心臓病早期発見機能をスマートウォッチに搭載へ

サムスンは、世界で初めて心臓疾患の早期発見機能を自社のスマートウォッチに組み込むことを計画しています。同社が開発を進めているのは、左室機能不全(LVSD)を検出し経過観測する独自の医療機能です。

サムスン、世界初の心臓病早期発見機能をスマートウォッチに搭載へ
著者:GROK。出典:x.com

この左室機能不全は重篤な心血管疾患であり、全ての心不全症例の約50%の原因となっています。また、死亡率に関しては特定のがんを上回ることもあります。

生命を救うための鍵は早期発見にあります。サムスンによれば、この新技術は韓国のMedical AI社との共同開発であり、まさに早期発見を目的としています。同社は人工知能を用いた心電図解析アルゴリズムを専門としており、これらのアルゴリズムは既に韓国内の100以上の大規模病院で採用され、月間12万人以上の患者を支援しています。

スマートウォッチに内蔵されたこのシステムは、症状のない人に対しても予備的なスクリーニング検査を実施可能にします。これにより、治療を適切な時期に開始できるため、突然の合併症リスクを低減し、入院に伴う費用を削減することが期待されます。

さらにサムスンは、漢陽大学生体医工学科との共同による実験的なプロジェクトも進めています。これは耳に装着するコンパクトな脳波計(EEG)デバイスであり、実験室の外でも高い精度で脳活動を記録することができます。テスト段階の試作機は、眠気をリアルタイムで検知する能力を既に示しており、さらに被験者が動画を視聴する際の好みを約93%の精度で推測することにも成功しています。

これらの技術が実際に搭載される時期については、現時点では明らかにされていません。しかしサムスンによれば、心臓疾患を検出する機能は最も実用化に近く、同社のスマートウォッチに最初に登場する可能性が高いとのことです。