Microsoft、米当局にBitLocker回復キーを提供か クラウド保存の鍵が対象に

マイクロソフト社は、米国当局からの要請に応じ、自社のクラウドサービスに保存されているBitLocker暗号化の回復キーを提供していることを認めました。これは、暗号化された端末内のデータへのアクセスを必要とするFBIの捜査に端を発する対応です。

Microsoft、米当局にBitLocker回復キーを提供か クラウド保存の鍵が対象に
著者:BOINGBOING。出典:boingboing.net

同社は、連邦捜査局(FBI)からの要請を受け、裁判所の令状に基づき、複数のノートパソコンに保存されたデータを解読するための回復キーを提供したと説明しています。

BitLockerは128ビットまたは256ビットのAES暗号化を用いてディスク全体を保護し、専用のキーなしではデータにアクセスできない仕組みです。これまで、回復キーを端末の所有者のみが管理していれば、第三者が情報を得ることは不可能と考えられてきました。

マイクロソフトの広報担当者はメディアに対し、デバイスでローカルに生成された回復キーが、利便性向上のために同社のクラウドストレージにも自動保存される可能性があると述べました。この方法はユーザーがアクセスを回復する手間を省く一方で、許可なくデータが取得されるリスクを高めると指摘されています。

このような当局との協力は、Googleを含む他のテクノロジー企業も同様に行っています。一方、アップル社は過去にFBIに対し、iPhoneのセキュリティを迂回する技術的手段の提供を拒否。ユーザーのプライバシーと安全性を最優先とすべきだとの姿勢を示しました。日本を含む世界各国のユーザーも、自国のデータ保護法制と合わせ、このような情報管理の在り方に関心を寄せています。