マイクロソフトのAI「Copilot」、Internet ExplorerやBingと同じ道を辿る可能性-専門家が指摘

PC Worldのクリス・ホフマン記者は、マイクロソフトがWindows 11への深い統合を進めているAIアシスタント「Copilot」が、同社の検索エンジン「Bing」やウェブブラウザ「Internet Explorer」と同様の命運をたどる公算が大きいとの見解を示した。Internet Explorerはかつて、多くのユーザーにとって代替ブラウザをダウンロードするためだけに一度使用される存在であった。

マイクロソフトのAI「Copilot」、Internet ExplorerやBingと同じ道を辿る可能性-専門家が指摘
著者: マイクロソフト/PCワールド出典: pcworld.com

ホフマン氏はCopilotをInternet Explorerに、またChatGPT、Gemini、Claudeといった他社のAIをChromeやFirefoxに例えている。同氏によれば、OpenAIのChatGPTに対する熱狂的な評価とは対照的に、一般ユーザーからマイクロソフトのAIに対する称賛の声を耳にしたことは一度もないという。

SimilarWebのデータによると、AI市場におけるCopilotのウェブ版の占有率はわずか1.1%に留まり、ChatGPT(64.5%)やGemini(21%)に大きく水を空けられている。これはWindowsアプリではなくウェブサイトの利用状況だ。モバイル分野でも同様の傾向が見られ、AppleのApp Storeにおける「仕事効率化」カテゴリーで最も人気のあるアプリ上位3つは、ChatGPT、Gemini、Grokとなっている。GitHub CopilotやMicrosoft 365 Copilotは有用ではあるが、それは主に特定の分野の専門家であり、一般ユーザー向けではないとされる。

日本のテクノロジー市場でもユーザーの選択は多様化しており、こうした「既定」のソリューションに対する姿勢は注目に値する。記事を締めくくる中でホフマン氏は、Copilotの最大の問題点は、Windows 11によって「既定の選択肢」として押し付けられている点だと指摘。過度な強要はユーザーの反発を招くだけだと結論付けている。