マイクロソフトがWindows 11でWinUI 3をテスト中――パフォーマンスの向上が顕著

マイクロソフトは、Windows 11のパフォーマンスをWinUI 3への移行によって向上させたと発表しました。内部テストでは、アプリの起動が最大25%高速化し、RAM使用量が削減される結果が出ています。

マイクロソフトがWindows 11でWinUI 3をテスト中――パフォーマンスの向上が顕著
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WinUI 2からWinUI 3への移行では、インターフェース描画ライブラリをネイティブのものに置き換える必要があります。「エクスプローラー」と「メモ帳」のテストでは、API関数の呼び出し回数が減少し、CPU負荷が低下しました。これは、グラフィカル要素のレイアウトと入出力パイプラインの最適化による結果です。

WinUI 3プラットフォームは、アプリケーションのコアからインターフェースロジックを分離します。起動時に、システムはXAMLテンプレートを毎回生成するのではなく、事前に準備されたテンプレートを読み込みます。デバイスは中間計算をスキップして、メモリ上の既製バッファにアクセスします。インターフェースコントローラーはアニメーションと並行して初期化されるため、即座に応答しているかのような感覚が生まれます。このアプローチにより、プロセッサ割り込みの回数が減り、メモリの断片化が抑制されます。

ハードウェア変更なしでの4分の1の高速化は、成熟したOSとしては稀な成果です。実際のアップデートでテスト数値が裏付けられれば、古いノートパソコンは新たな息を吹き込まれ、新しいデバイスはバックグラウンド処理用のリソース余裕を得ることになるでしょう。