中国、長江の島にAIスーパーコンピュータ施設を建設へ ~米国の大規模プロジェクトに対抗

米国が5000億ドルを投じるAIプロジェクト「Stargate」に対応するため、中国当局は規模を縮小した同種のデータセンター建設計画を進めている。

中国、長江の島にAIスーパーコンピュータ施設を建設へ ~米国の大規模プロジェクトに対抗
著者:GOOGLE。出典:tomshardware.com

英フィナンシャル・タイムズ(FT)によれば、中国の技術分野は政府の支援を受け、長江にある島の一つに巨大なAIコンピュータクラスターを建設中である。現地の農地は、AIメガクラスターの建設用地へと転用されている。この新しいデータセンターは蕪湖市の近郊に位置する。

FTは、これを中国が「Stargate」に相当する施設を建設する試みであると指摘する。もちろん、投資規模や技術的能力の点で、米国がテキサス州で建設を進めているものには及ばない。しかし、これは資金不足によるものではなく、中国が異なるアプローチを選択したためである。

単一の超大規模クラスターを建設する代わりに、中国の技術分野は分散化の方針を採用しており、主要都市の近郊に複数の大規模データセンターを建設している。これにより第一に、万一の有事の際でも国内のAIインフラ全体の強靭性が高められ、第二に、サーバーが近くにあり負荷が比較的少ないため、一般ユーザーへのサービス提供が迅速化される。

2025年現在、米国と中国がAI市場における主導権争いの段階に入ったことは明らかである。しかし現時点では、優位は米国側にある。調査機関Epoch AIのデータによれば、世界のAI計算能力の4分の3は米国が占めており、中国のシェアはわずか13%に留まっている。