Phison、消費電力わずか2.3Wの経済的なPCIe 5.0 SSDコントローラー「E37T」を発表

台湾の半導体企業Phison Electronicsは、低消費電力に重点を置いた新しいPCI-Express 5.0 SSDコントローラー「E37T」を発表しました。同社によれば、このチップの動作時の最大消費電力はわずか2.3ワットに抑えられています。

Phison、消費電力わずか2.3Wの経済的なPCIe 5.0 SSDコントローラー「E37T」を発表
著者:FUTURE。出典:tomshardware.com

E37Tコントローラーは、TSMCの6ナノメートルプロセスで製造されたDRAMレス(バッファーレス)設計のチップです。最大4800MT/sの速度に対応する4チャンネルのNANDフラッシュメモリを制御でき、連続読み取り速度は最大14.7GB/s、連続書き込み速度は最大13GB/sを実現します。また、ランダムアクセス性能は約200万IOPSに達します。

速度性能では同社のフラッグシップモデル「E28」に及ばないものの、エネルギー効率の点では大きく上回っています。2026年のCES展示会で公開されたE37Tを搭載した試作SSDは、業界でも特筆すべき低消費電力を示しました。連続読み取り速度14,927MB/s、書き込み速度13,180MB/sという高性能にもかかわらず、平均消費電力はわずか2.13ワットでした。ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」での測定時でも、ピーク消費電力は4.47ワットに収まっています。

E37Tコントローラーは、M.2 2280、2242、2230など、さまざまなフォームファクターのSSDに採用される予定です。一方、Phison社は、高性能モデルであるE28チップを基にした、次世代の大容量8TB SSDも間もなく登場すると述べています。