Intel Alchemist向けMesaアップデート、一部ゲームで最大260%の性能向上を実現

Linux向けグラフィックドライバー「Mesa」の最新版において、Intel DG2 GPUの長年続いたレンダリングの不具合が修正され、ゲーム性能が劇的に向上しました。あるテストでは、以前のバージョンと比較して最大260%の性能向上が確認されています。

Intel Alchemist向けMesaアップデート、一部ゲームで最大260%の性能向上を実現
著者:WCCFTECH。出典:wccftech.com

Intelのエンジニア、フランシスコ・ヘレス氏は、Mesa 26.1に18の修正パッチを導入しました。これらは、ディスクリートGPUのArc AlchemistシリーズおよびMeteor Lakeプロセッサーに内蔵されるGPUを含む、DG2ファミリー向けグラフィックにおける画像表示の問題を解決するためのものです。

報告によると、ゲーム『NBA 2K23』をDirectX 11モード、4K解像度、最高画質設定で実行した場合、以前のドライバーバージョンと比較して性能が最大260%向上しました。この効果は、「部分解像度サーフェスHiZ-CCS」への移行によって達成されました。この技術により、深度バッファ全体ではなく、必要な部分のみを処理することが可能になります。

この手法はメモリアクセスの負荷を軽減し、深度データの安全なサンプリングを可能にすると同時に、画面上の表示異常も解消します。MSAAなどのスムージング処理を多用する負荷において、特に大きな効果が確認されています。今回の一連の修正は、2024年9月から開発が進められており、対象となった問題の複雑さを示しています。また、同種のグラフィック性能向上手法は、日本を含む世界中のゲーム開発者からも高い関心が寄せられる分野です。