JEDEC、モバイル・ゲーム・AI向けに最大10.8GB/sのUFS 5規格を最終承認

国際半導体標準化機構JEDECは、低消費電力型フラッシュメモリ規格「Universal Flash Storage 5.0」(UFS 5.0)の策定を最終段階を迎えたと発表しました。この新規格は最大10.8GB/sの読み書き速度を実現し、既存のUFS 4.x規格を採用した機器との互換性を維持します。

JEDEC、モバイル・ゲーム・AI向けに最大10.8GB/sのUFS 5規格を最終承認
著者:JEDEC。出典:jedec.org

UFS 5.0は、低電力消費条件下で高い処理能力が要求されるモバイル機器およびコンピューティングシステムを主な対象としています。2024年にリリースされたUFS 4.1と比較して、データ転送速度を約2倍に向上させながら、下位規格との後方互換性を確保しています。

最大スループットを実現するため、UFS 5.0はMIPI Allianceが策定したM-PHY 6.0およびUniPro 3.0仕様を採用します。M-PHY 6.0は「High-Speed Gear 6」(HS-G6)モードを新たに導入し、前世代のHS-G5と比較してデータ転送速度を2倍に拡大。1レーンあたり46.6Gbpsのインターフェース帯域幅を実現し、2レーンM-PHY構成時には実効速度10.8GB/sを達成可能となります。

信頼性向上のため信号等化機能を内蔵し、信号伝送層(PHY)とメモリサブシステム間のノイズ低減を図る専用給電バスを搭載。さらに、セキュリティ強化を目的としたインライン・ハッシング機能もサポートします。

この新規格は、スマートフォンをはじめ、ゲーム機器、車載電子機器、人工知能(AI)関連機器などでの採用が見込まれています。