HDMI 2.2と新DisplayPort 2.1ケーブルの詳細が明らかに

テクノロジーメディアのMonitors Unboxedは、CES 2026において、準備中の新規格「HDMI 2.2」と「DisplayPort 2.1」の進展に関する主要な詳細が公開されたと報じました。発表の焦点は、新ケーブルの仕様、想定価格、そして発売時期に当てられています。

HDMI 2.2と新DisplayPort 2.1ケーブルの詳細が明らかに
著者:MONITORS UNBOXED。出典:youtube.com

HDMI 2.2は帯域幅を48Gbpsから96Gbpsへと倍増させ、4K/500Hzや6K/240Hzといった極めて高い性能を備えたモニターの実現可能性を広げます。認定済みの「HDMI 2.2 Ultra 96」ケーブルは、2026年7月に市場に登場する最初の製品となる見込みです。受動型ケーブルは最大2メートル、能動型は最大5メートルの長さで提供される予定です。

公式のケーブルにはすべて、「Ultra 96」の専用ロゴステッカーが貼付されることが義務付けられます。このステッカーがなければ偽物の可能性が高く、公称の速度を保証できないおそれがあります。

ケーブルの価格は高額になると見られており、受動型モデルでも80から100米ドル程度から始まるとのことです。ただし、HDMI 2.2ポートを搭載したビデオカード、モニター、テレビなどのデバイスは、現時点では発表されていません。

一方、DisplayPort 2.1に関しては、短いケーブルしかなかったという課題を解決するため、新しい能動型ケーブル規格「DP80 LL」が提示されました。このケーブルは、DP 2.1の信号(80Gbps)を3.5メートルの距離で伝送可能にします。既存のビデオカード(GeForce RTX 5000シリーズやRDNA4)や、UHBR20をサポートするモニターとの互換性が維持される見通しです。

その価格は、受動型のDP80ケーブルと比較して2~3倍高くなると予想されています。HDMIとは異なり、ケーブルへの「DP80」ロゴの使用は義務ではないため、品質の保証された製品を見分けることが難しくなる可能性があります。

現時点では、HDMI 2.2はまだ将来の技術であり、現在の多くのゲーミングモニターでは、DSC技術を用いたHDMI 2.1や、DisplayPort 1.4/2.1で十分だというのが現実的な見方です。