インテル、インド初の商業用チップ工場の顧客兼パートナーに

米国インテルが、インド初の商業用シリコン半導体製造工場およびパッケージ・テストセンターの主要顧客かつ技術パートナーとなることが明らかになりました。同工場はタタ・エレクトロニクスが140億ドルを投資して建設を進めています。

インテル、インド初の商業用チップ工場の顧客兼パートナーに
著者:TATA ELECTRONICS。出典:tataelectronics.com

グジャラート州に建設されるこの工場は、台湾の半導体メーカーPSMCとの協力により設立され、成熟した技術である28ナノメートルプロセスを採用します。このプロセスは民生用エレクトロニクスで広く利用されており、電源制御IC、ディスプレイドライバー、インターフェースチップ、タッチセンサーチップなど、パソコン、ノートブック、低価格AIデバイス向けの各種補助部品の製造に適しています。

タタとインテルが締結した覚書では、個々のチップの製造だけでなく、それらの後工程であるパッケージングとテストについても、インドに設立される専門センターで協力することが定められています。両社はまた、2030年までに世界5大市場の一角となる可能性が高いインド市場を視野に、AIパソコン向けの技術開発も計画しています。

この事業は、インドが国家的な半導体産業の構築を目指す政府の支援プログラムの対象となっています。しかし、同国にはまだ完全なサプライチェーンや十分な技術人材が不足しているため、生産の本格始動には長い時間を要することが見込まれています。