LightPortエネルギー伝送システム、地上試験を経て月面任務へ向け準備

カナダの新興企業Volta Space Technologiesは、無線エネルギー伝送システムの地上試験を成功裏に完了し、地球外における初の技術実証準備に着手しました。LightPort受信機はBlue Ghost着陸機に搭載されて月面へ運ばれ、軌道上の衛星からエネルギーを受信する予定です。

LightPortエネルギー伝送システム、地上試験を経て月面任務へ向け準備
著者:FIREFLY SPACE。出典:fireflyspace.com

LightGridシステムは、軌道上の衛星が太陽エネルギーをレーザー光線に変換し、着陸機や探査車、その他の月面機器に設置された受信機へ伝送することを目的としています。地上試験では、最大850メートルの距離でのエネルギー伝送が確認されました。

次の段階として、2026年末に月の南極地域における技術実証が計画されています。今回の任務では、LightPort受信機が月周回衛星からのレーザー信号を確実に受信する必要があります。

開発陣は、この技術が将来の月面エネルギーインフラの基盤となることを見込んでいます。無線エネルギー伝送は、約14日間(地球日換算)続く極寒の月夜において、機器や基地の稼働を維持する上で特に重要とされています。